悩んだり苦しんだりしない方法があります。


最初に答えを言えば、悩みや苦しみをもたらす事象を考えないことです。

考えなければ、それらは存在しません。


そんなことはただの現実逃避だって?

いえいえ、反対に、苦悩することで本当の現実(いまここ)から逃避しているのです。


人は頭の中の現実(実際には想像)と、いまここにある現実の見境がつかなくなっています。

それどころか、いまここにある現実より、頭の中の現実のほうをリアルに感じていたりします。

そこには常に悩みや苦しみが付いてまわります。


意識が完全にいまにあれば、そこに苦悩はありません。

ところが頭は言います。

明日支払う家賃がないのだから、いまは苦悩だと。

これこそが、頭の中の現実と、実際にいまここにある現実の見境がつかなくなっている状態です。


いまここにあるということを、頭は決して知ることがありません。

なぜなら、頭の世界はいま以外の全てによって作られているからです。

ですから、いまここに完全にあれば、苦悩は消えてなくなるということが理解できず、たんなる現実逃避かマヤカシに聞こえてしまうのです。


これは体験的に知ることです。

そのためには実践あるのみです。


実践は、いましかないことを認めることから始まります。

どんな時もいまであり、いまもいまです。

そしてそれ以外は起きていません。


そのことを認めること。

事実を認めること。

いましかないことを認めること。

そうすれば、いまにいることが容易くなります。

人は忘れっぽいので、このことを一日のうち何十回も思い出すことから練習していきましょう。


禅寺の修行の全ては、このことに尽きます。

いかにいまから離れないでいるか、それが修業の全てです。


生活を捨てて禅寺に入ることはできないので、日常を生きながら禅の精神(いまここ)に触れ続けるためにネット上で禅サンガを開いています。

サンガに参加していれば、本当のことを思い出す機会が増えていきます。

昨夜web講演をしながら、みんなここに参加すればいいのにと思いました。

リアルタイムでのネット講演は、文字情報の何倍もの伝達力があるからです。


いまを生きるということの本当の意味を伝えたい。

そうすれば苦悩が消えてなくなるから。

そうすれば、誰もの中にある優しさが香りだす。


みんなが優しくなればいいね。

優しい気持ちに勝るものはないと思う。



明日は久しぶりに生の講演会。

生アベはいまが旬です。