目覚めが訪れた直後は仕事など何でもよくて、そんなことよりこの新しい感覚を生きられる喜びに満ちていました。

現役活動を引退して何もしない期間が1年半ほど続き、いよいよ何か仕事をしなければとアルバイトニュースを買ってきたころ、なぜか僕に好意を寄せてくれていた業界の実力者が、頼みもしないのに最高のポジションを与えてくれて、それでやり始めたのが音楽プロデュースの仕事でした。


でも2年ほど経った頃に、やりたいことはこんなことではないという思いが強く働きました。

やりたいことは、この時代に目覚めのムーブメントを起こしたい、それだけでした。


ちょうどバンドブームが始まったころだったので、この気づきを伝えるバンドを作って、世の中に直接呼びかけてみたい、そうすれば僕と同じ気づきを持った人に旗振りできるし仲間に会えるかもしれないと、そんな思いが湧きました。

当時、いまのようなインターネットがあれば、もっと簡単な話だったのにね。


それまでの実績を見込んで、プロジェクトに4000万円投資してくれた会社がありましたが、そのお金はわずか3か月で使いきってしまいました。

スカウトしたミュージシャン7人を連れて渡米し、NYで最高のスタジオを借りきって、やりたい放題のレコーディングをすると、それくらいのお金はすぐに消えてしまいます。

人類に貢献するものを作るのに、お金なんかただの人間界の決め事じゃないかと、そんな奢った考えを持っていました。

そんな考え方がムードとして僕から出ていたのと、社会を軽視する無責任な態度も周囲に伝わっていました。

それでは実社会で通用しません。


うまくいっている時は何でもチヤホヤしてもらえましたが、ひとたびうまくいかなくなると、手のひらを返したようにバッシングが始まり、そんなこともあってほとほと嫌気がさして、社会からドロップアウトしたころに訪れたのが天河でした。

ドロップアウトと言ったら聞こえがいいですが、早い話が自らが作ったプロジェクトを放り出したのです。

何から何まで身勝手で、当時の関係者には多大な迷惑をかけました。

そんなことも、目覚め体験をした人へのガイドをかって出ている理由の一つかもしれません。

同じ過ちを犯さないようにね。


天河での生活は夢のような毎日で、飛ぶように過ぎていきました。

いろんな不思議なこともあったなァ。


みんなが寝静まった深夜に、神社の本殿で祈りを捧げることがありましたが、そのたびにほぼ例外なく、誰もいない本殿の中から、「ゴトン」という音がしました。

それも小さな音ではなく、驚くくらい大きな音です。

しかも一人の時にしか鳴りません。

誰に聞いても首をかしげるばかりでしたが、いったいあれは何だったのか今も謎のままです。


約4か月間のボランティア奉公が終わったときは、無一文になっていました。

天河を去る時、宮司に「この先が不安だ」と告げると、「かんながら」という言葉が聞こえました。

人生に大きな区切りがあるとしたら、あの日からいまの生活が始まったと感じます。



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昨日のコメントにお金のことに対するやり取りがありましたね。

とても面白かったです。


僕は子供ができたあたりから、お金に対する観念が多少変わったように思います。

本質は変わりませんが、みんなを養っていく責任が生じたことで、どうでもいいという考えは変わりました。

なんとかここまでやってこれたので、最小限の責任は果たしたかなという思いです。


さて、お金っていったい何でしょう。

答えは、「その人が考えた通りのものだ」ということです。


格好つけて言うわけではありませんが、僕の中には何に対しても所有という概念はほとんどありません。

だからと言って、お前のお金を全部よこせと言われても差し出さないでしょう(笑)

そのあたりは微妙ですが、いずれにせよ、本当は何一つ誰のものでもないと感じています。


そもそも僕は、あまりお金がかかりません。

好きな食べ物はご飯。

桃屋の塩辛のお茶づけと、卵かけごはんが大好物です。

着るものにも関心がありません。

お酒や女遊びにお金を使うこともなく、旅行やギャンブルにも興味なく、一番好きな時間は瞑想です。


欲しいものもありません。

あえて言えば、欲しいのはお金くらいでしょうか。


これ冗談なんですけど、講演なんかで話すと本気にする人がいます。

冗談ですからね、半分。

後の半分は、やっぱり欲しい自分がいます(笑)

お金って複雑ですね。


僕に取ってのお金は、あえて言えばエネルギー交換の対価のようなもの。

あとは、サービスを提供するときのモチベーションでしょうか。


無料で提供するべきだという意見もありますが、少なくとも僕はやる気が出ません。

それが霊的成長の未熟さの現れだとしても、正直そうなのだから仕方ありません。


だからと言って、お金だけを目的に活動したこともありません。

一緒に組んだ関係者がそういう人達だったことはありますが、もし僕がそのような考え方を持っていたら、いまの成功はなかったし、あったとしても続かなかったことでしょう。


お金って何でしょうね。


あなたはどう考えますか。



今日も思いつくまま書いてみました。

若干、ええかっこしいの文章になってしまいましたが、そのあたりは差し引いてください。


いままでも繰り返し伝えてきましたが、僕は普通のただのオイチャンです。

これからもずっとそうだということに変わりありません。


模範的な生き方をしてきたわけでもなく、好きなことだけをやりながら、こうして絵に描いたような生活を享受できているのは、単なる強運だと思っています。


こんな自分を分析して、どうやったら運が引き寄せられるのか、そのことが人様の役に立つのなら、いずれやっていくことになるかもしれません。

もちろん有料で(^^)



付け足しますが、やはり瞑想は幸せな生き方の基本だと思います。



最後まで読んでくれてありがとう。




追記

昨日みなさんに紹介したことで、久しぶりにシルクロードのテーマを聴いてみました。

素晴らしいものは時代を超えて素晴らしいですね。